世界水準のDMO形成促進事業の専門人材

1年半の間、ジャパン・インバウンドのロッド・ウォルターズは、観光庁の「世界水準のDMO形成促進事業」の一環として近江ツーリズムボード(OTB)の「専門人材」として雇用されてきました。近江ツーリズムボードは、滋賀県にある3つの市と4つの町で構成されるDMOです。彦根の商工会議所を拠点に、米原、近江八幡を含む滋賀県琵琶湖東部を統括します。

ウェブ開発
専門人材として、インバウンド観光市場向けの新しいWebおよびツアーコンテンツを作成し、世界水準のDMOの例に基づいてDMOの管理に関するアドバイスを提供することを求められました。
そこで、世界水準のDMSをウェブプラットフォームとして使用することを推奨しましたが、資金不足のため、ShikokuTours.comをベースに、スポット情報、人物情報、ツアーコンテンツなどを自由に組み合わせることができる新しいWebサイトを構築することが決定されました。新しいウェブサイトはVisit-Omi.comです。食品はOTBの取り組みの主要な焦点であるため、地元の飲食・宿泊業界の多くのプレーヤーにインタビューしました。対談記事により、頑張っている業者さん達が地域観光の人間性豊かな顔となりました。

ツアー開発
四国のインバウンド旅行代理店である四国ツアーズを運営する経験に基づいて、海外の顧客がその内容を理解できるように、日本の顧客に向けた既存のツアーを外国人のために適応させるようアドバイスしました。このアプローチは実践が簡単で、リスクがほとんどなく、収益性への最速の道です。近江を形作った魅力的な歴史的人物に焦点を当てた新しいツアーを開発しました。

VoiceMapRide with GPSなどの音声ガイドアプリを使用してウォーキングツアーやサイクリングツアーを提供することも推奨しました。

Rod carrying stone markerアドベンチャー・トラベル
アドベンチャー・トラベル・ワールド・サミットが2021年に日本で開催され、またコロナにより密を避けられるアウトドア・アクティビティが新たに注目されていることを考えると、OTBもこの地域の優れた自然と文化資源を使用してアドベンチャー・トラベル製品を開発するべきだと推奨しました。

人材育成
OTBの活動を宣伝し、ガイドなどの観光事業への地元の市民参加を奨励するために、コンシェルジュ・システムを確立しました。最初のステップは、人々が自分たちの地域の観光資源について十分に知っていることを確認することです。100問の試験を作りました。答えはVisit-Omi.comのコンテンツにあります。質問の80%に正しく答えることができる人はおそらく誰でも、その地域のガイドとして働く知識があります。彦根東高等学校と協力してシステムの検証を計画していましたが、残念ながらコロナによる混乱のためスケジュールが立てられませんでした。

組織編成の提言
現在、新しいウェブサイトを作るための多くの助成金があり、それを利用しOTBに参加している市や町は独自の「ホームページ」を作りたいと考えていました。これがDMOの崩壊につながることを懸念し、リソースをプールして単一の高品質DMOのウェブサイトに力を入れることを推奨しました。参加者にDMOへのより強い声と帰属意識を与えるための組織変更を提案しました。

専門人材として、インバウンドの目的地としてのOTBの将来の成功の基礎を築きました。