1月にジャパン・インバウンドがコンサルタントとして参加した愛媛県旅館ホテル生活衛生同業組合が行った外国人受け入れメニュー開発事業。その発表会が3月9日に行われました。東予、中予、南予の旅館ホテルの料理長が松山の調理学校に集まり、ジャパン・インバウンドのアドバイスを参考した形の外国人向け料理を準備しました。
欧米とアジア諸国から集まった留学生や在住の方々が料理を試食し、評価しました。愛媛の食材を使った郷土料理。また四国遍路の地に相応しい料理として、様々な宗教や食事制限に対応する精進料理を試食しました。
ジャパン・インバウンドの提言の通り、精進料理が誰でも安心して食べれるものとなりました。生ものを食べれない方のために、加熱した魚貝類も提供されました。そして、外国人に安心して食べていただくために、食材の十分な説明も外国語でありました。料理長達が外国人をもてなすためによく工夫し、地元らしい食事を準備したという印象を受けました。地域の多彩な味と食感を楽しめる料理の数々が出され、外国の方々に喜ばれました。
これからさらなる改善を重ねて、地元料理の本質を尊重しながら、外国人を受け入れる食文化が四国全域に定着するように祈ります。